スペイサイド地方は大麦の生産力、豊かな水源、雄大な自然とウイスキー造りに適した環境がすべて揃ったモルトウイスキーの一大生産地。
アベラワーは口当たりが良く、フランスで特に人気の高い銘柄です。国際ワイン&スピリッツ大会では、金賞を6度受賞している実力派。
今回はその中でも、アベラワー蒸留所の定番、アベラワー12年 ダブル・カスク マチュアードをご紹介します。
目次
アベラワー蒸留所
1826年にジェームズ・ゴードンとピーター・ウェアによって、スペイサイドのほぼ中央、秀峰ベンリネス山を源とするラワー川沿いに建てられました。 1826年創業(1879年、火災後再建。ラベルの年数はこの年を示す)。スペイサイド地方のほぼ中心にあるアベラワー村に建つ。アベラワーがゲール語で「せせらぐ小川の川口」を意味する通り、清らかな水に恵まれた理想的な環境でシングルモルトは作られています。
アベラワーの仕込水
ウイスキー造りにおいて大切な原料である仕込み水は、ベンリネス山に降る豊かな雨と雪が地下の花崗岩とピートで濾過されたとても清らかな軟水です。ソフトで微かなピート香を持ち、アロマティックな個性を引き出す湧き水を使用しています。アベラワーのシングルモルトが持つ滑らかな舌触りは、水の清らかさから生まれている。
アベラワーの蒸留
ポットスチルはストレートヘッド型で、初溜釜2基、再溜釜2基の合わせて4基。玉ねぎ型のポットスチル(蒸留器)で蒸留することで、フルーティーで多彩なミディアムボディのスピリッツが生まれます。
アベラワーの熟成
マスターディスティラーが厳選した南スペインのシェリー樽とバーボン樽の2種類の樽を使って熟成する“ダブルカスクマチュレーション”が特長です。シェリー樽とバーボン樽それぞれで熟成したウイスキーをバランスよく合わせることによって、完璧なバランスを生み出しています。
※「アベラワー アブーナ」は、スパニッシュオークのオロロソ・シェリー樽で熟成したシングルカスクです。
アベラワーのボトル
ボトル・シェイプは、創業当時、アベラワー村の人々が蒸留所に薬瓶などを持参し、ウイスキーを樽から直接入れていたという逸話を元にデザインされています。
アベラワー12年 ダブル・カスク マチュアード 味わいと口コミ評判は!?
ウイスキーの個性は熟成期間の長さ、樽のタイプによって完成されます。厳選したシェリー樽とバーボン樽で熟成されたウイスキーをバランスよく合わせてエレガントで複雑な味わいに。りんごのフルーティーでまろやかな香りに、甘くかすかにスパイシーな余韻が残る。
色:ルビーの赤も思わせる金色がかった琥珀色。
香り:優しくて円やかな香り、りんごのフルーティーさ
味:チョコレート、トフィ、シナモン、ジンジャーのバランスのとれたフルーティーなアロマと、シェリーのキャラクター
フィニッシュ:甘く、微かにスパイシーな暖かい余韻
実際に飲まれた方達の口コミ評判をご紹介します。
クセがなくて飲みやすい
・癖が無く飲みやすい。マイルドな感じ。 塩味の焼きポテトチップスに良く合う。
ロックが旨い!
・美味しい、ロックがうまいとの噂通り、香りも味も申し分ないです。
香りから美味しいウィスキー
・ウイスキー好きの主人に購入しました。アベラワーは夫婦共々初めて飲みましたが、とにかく香りがすごく良いです!
味もまろやかでとても口当たりがよく、すっかりお気に入りの一本になりました。
万人受け。普通にうまい!
・レーズンがいかにもシェリー樽らしいですね。第一印象はしっとりしたレーズンフィナンシェ。アベラワーらしい、間違いナシの一本ですね。コクはあるがキャラクターは若い10年の方が強い気がする。
いいとこ取りなシングルモルト
・ストレートで飲む方におすすめ。癖が無く非常に飲みやすく宮城峡やマッカランが好きな方には、ドンピシャです!
ボウモアとちょっと似てるけどちょっと違う
・ダブルカスクの深みが手軽に味わえる一本。ボウモアとちょっと似てるけどちょっと違う、何となくビターチョコレートみたいなウイスキーです。
我が家の定番です
・癖がないのが癖になるまろやかな味です。ストレート、ロックがお勧めです。
アベラワー12年 ダブル・カスク マチュアードのまとめ
ベンリネス山の清らかな水から生まれる正統派スペイサイドウイスキー「アベラワー」。
そのなかでも12年ダブル・カスク マチュアードはアベラワーの定番で、シェリーとバーボンの樽で熟成した原酒を合わせた、フルーティーでトフィーの甘さが特徴の人気商品。
・2017年 IWSC インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション 金賞受賞
・2017年 TSWM ザ・スコッチウイスキー・マスターズ 金賞受賞
など、近年コンクールで賞を受賞もしている注目の商品です!