キリンビールは11月28日、原酒不足のため、主力ウイスキー「富士山麓 樽熟原酒50度」を2019年3月下旬をめどに終売にすると発表しました。
比較的買い求めやすい千円台半ばの価格帯と、ハイボールブーム、ジャパニーズウイスキーの人気を背景に、想定を上回る販売状況となり、今後の安定供給が困難になると予想されることから、販売終了を決断した。
終売までまだ時間はあるが、出荷量が増えるわけではないので流通在庫の取り合いが予想される。それに加え、転売目的でのまとめ買いなどもすでに発生しており、流通在庫はタイトになると予想される。購入は適正価格で販売している店で早めにした方が良いかと思う。
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キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所
1972年キリンビール、JEシーグラム社、シーバスブラザーズ社の3社合弁によりキリン・シーグラム社を設立。翌1973年に富士御殿場蒸溜所が完成、製造を始める。
富士の麓に位置する富士御殿場蒸溜所では、世界でも珍しいモルトとグレーンの2つのウイスキーの原酒をつくっています。
富士の雪解け水が溶岩を抜け、地下の水脈を通り、湧き水となって還ってきます。ウイスキーづくりに適した上質の天然水をマザーウォーターとして贅沢に使用することができます。
海抜620m、年平均気温13℃、1年を通じて幾度となく霧が発生します。深い森に浄化された清らかな大気のもと、ゆっくりと穏やかに原酒たちは熟成を進めていくことができます。
小樽熟成へのこだわり
小さなオーク樽からゆっくりと溶け出した、甘く熟した果実を想わせる樽熟香は、富士御殿場蒸溜所のウイスキーの大きな特長。
熟成には樽と原酒が触れ合う面積を多くするために、180リットルの小樽を使用しています。
樽の数も、熟成スペースも余分に必要となり、効率は悪いのですが、理想の香味を持つウイスキーを生み出すための、富士御殿場蒸溜所の小樽熟成へのこだわり。
マスターブレンダー田中城太氏が世界最優秀ブレンダーに選出
キリンビール社マスターブレンダーの田中城太氏は、ウイスキー業界の国際的アワード「アイコンズ・オブ・ウイスキー2017」において、「マスターディスティラー/マスターブレンダー・オブ・ザ・イヤー」を受賞し、“世界最優秀”のブレンダーに輝きました。
「富士山麓 樽熟原酒50°」の味わいと口コミ評判は!?
奥深く、心地よい余韻が残ります。澄んだ味わいの中に広がる、甘い熟成香が特長。蒸溜所のおいしさへのこだわりが詰まったウイスキー。
こだわりの「アルコール度50°」のおいしさが「ノンチルフィルタード製法」でさらに進化。樽熟原酒本来の味わいがさらに楽しめます。
実際に飲まれた方達の口コミ評判をご紹介します。
ビール会社のウイスキー、旨いのかなぁ?と思ったら
・50度のウイスキー、しかも富士山の名前が入っているので品質に自信があると思い購入。呑んでみると度数が高い割に深い味わいで、良く出来た美味しいウイスキーだった。
癖がなくストレートがおすすめ
・50度と言っても癖がなく飲みやすい。ストレートが旨いが、水割りでも可。
旨いウイスキーです
・高額であれば美味しいウイスキーはいくらでもありますが、この価格で満足できる味のウイスキーは余り無いと思います。ストレート、オンザロック、ハイボール、何でも良し。
・この価格帯で買えるウイスキーとしては頭一つ二つ抜けている印象。度数は50°、パンチは強いが香りや味がしっかりしているため、アルコール臭さは同価格帯の40°のものより感じない。香りを楽しむため、飲む時はもっぱら常温のストレートで楽しんでいる。
コスパがとても良い
・美味い!!の一言。今までは外国のウイスキーを飲んでいました(価格は2~3倍程)が・・・これは美味い!!この価格では上出来です!!好みはあるでしょうが…
・現時点では最強のコスパではないでしょうか!価格、度数、ハイボールに合う等、全てを満たしてくれる一品だと思います。またリピートしたいと思います。
私にはちょっと…
・ハイボール用に購入してみました。わたしには香りやら味が濃過ぎたようです(笑)氷と炭酸水追加したら美味しく飲めました。濃いお酒に慣れていないせいだと思います。
「富士山麓 樽熟原酒50°」のまとめ
2019年3月下旬をめどに終売となります。アルコール40度前後の商品が多い中で、50度の高アルコールはコスパの良さからも人気が高い商品でした。
終売までまだ時間はあるが、出荷量が増えるわけではないので流通在庫の取り合いが予想される。それに加え、転売目的でのまとめ買いなどもすでに発生しており、流通在庫はタイトになると予想される。購入は適正価格で販売している店で早めにした方が良いかと思う。
今年8月に発売した「富士山麓 シグニチャーブレンド」の販売は継続する。キリンに限らず、国産ウイスキー各社は、熟成を重ねた原酒の量が限られているため、低価格帯よりも、高価格帯の商品へ原酒を回したいのが本音といえそうだ。
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