オールド・プルトニー シングルモルト ハイランド

オールド・プルトニー12年海岸近くの蒸留所特有の潮の香り

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個性的で優れたキーモルトを造る「北の強者」オールド・プルトニー蒸留所。

一風変わったボトルの膨らんだ形状が印象に残るシングルモルト。ハイランドでも北端の海岸に建つ蒸留所という地理的影響から、風味には独特の潮の香りやオイリーさを感じさせてくれます。

そんなオールド・プルトニー蒸留所から今回は、基幹商品であるオールド・プルトニー12年をご紹介します。

オールド・プルトニー蒸留所

1826年、ジェームス・ヘンダーソンによって創業された、最も古い蒸留所の1つ。スコットランド本島でも北端の港町、ピートと岩が多い事で有名なケースネス州ウイックの港を見下ろす高台にあり、『北の強者』の異名を持っています。昔からヨーロッパでも有数の港町で、ニシン漁で知られていました。樽やウイスキーの出荷は港から行われていました。

酒銘は町づくりを推進し、当地の発展に貢献した国会議員サー・ウィリアム・プルトニーに由来。敬意を込めて命名されました。

創業から1世紀はヘンダーソン家が所有する蒸留所でしたが、1955年にハイラム・ウォーカー社の所有となり、その後1995年にインバーハウス社が買収しました。
ハイラム・ウォーカー社の時代にはシングルモルトは発売されていませんでしたが、インバーハウス社に所有になってから蒸留所元詰めの12年物や15年物が発売されるようになりました。

特徴的な曲線のポットスチルとボトル形状

ボトルの特徴的な曲線、首のふくらみは、オールド・プルトニー蒸留所独特のカーパー(銅製)ポットスチルをイメージして作られています。この蒸溜器によって、オールドプルトニー独自の味わいが得られます。

アイランズモルトに近い潮や海草の香り

ハイランドモルトというよりはアイランズモルトに近く、かなりきつめの塩辛さが特徴的で、その一方でハイランドモルトの優しく滑らかな口あたりが膨らみ、見事な調和を成しており、とても複雑な味わいが楽しめます。

端的いえば、 麦芽や熟成による甘さと、潮っけや潮辛さやスモーキーさ…と言う相反する特徴を持ち合わせています。

キーモルトとして優れた個性を発揮し、オールドプルトニーはスキャパやバルブレア、アードベッグと同様にバランタインの主要原酒として重要な役割を果たしてきました。

オールド・プルトニー12年 味わいと口コミ評判は!?

ハイランド最北端の蒸溜所として風味に潮の香りや、オイリーさが感じられ、アタックはフルーティながら力強さもあります。フィニッシュにスパイシーさが心地よく残ります。

色:深い琥珀色。赤味がかった金色。明るい銅のような輝き。

香り:青リンゴ、トフィー。スパイシーなアロマ。微かな海の香り。

味:辛口、ミディアムボディ、スムース。ハチミツとクリームの香り。わずかなシェリーとほのかな塩気。

フィニッシュ:長く続く穏やかな余韻

実際に飲まれた方達の口コミ評判をご紹介します。

塩辛い個性派、一度は試してみてほしい

・この塩辛さとオイリーさは特筆に価すると思います。スプリングバンクやタリスカーとは違う力強い個性派です。

シングルモルトなのに芳香・豊潤

・少し驚きました。マッカランのような成熟度、ブレンドウイスキーのような完成度があります。芳香&豊潤とでもいうのですか。とても良いです。 ボトルも素敵です。

昔飲んだ美味しかったスコッチを探していました

・飲んでみると…これだったのか?はっきりとは思い出せなかったけど、これはこれでとても美味しくまろやかで、丸氷を作って毎日少しずつ楽しんでいます。飲みやすくて良いお酒です。

ドライでスパイシー

・バランタイン17年のキーモルトの一つと言われているオールドプルトニー。ハイランドモルトですが、この「塩っ気」は、ほとんどアイランズモルトと言ってもいいような味わいです。

ハイボールにすると…

・プルトニーはストレートよりも更に「りんごの香り」が立ち爽やかさが一層引き立ちとても美味しいです。どんな飲み方でもOKのオールランダーです。

オールド・プルトニー12年まとめ

港町のシングルモルトは潮の香りが心地よいとも表現されます。

宇宙船のようなポットスチルからプルトニーならではの独特な潮の香りやオイリーさがシングルモルトファンを魅了いたします。

ハイボールにしても爽やかで、香り立ちが良くコクがあります!

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