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白金酒造が芋焼酎「華プラス」を発売

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鹿児島県 白金酒造は1月21日から、本格芋焼酎「白金乃露 華プラス」を新発売します。

「アップルマンゴー」を思わせる香り、フルーティーでふくよかな甘み。女性社員がパッケージをデザインした華やかなラベル。

華やかでアップルマンゴーを想わせる香りとフルーティでふくよかな甘みが特徴の芋焼酎。新感覚の華やかさを持つ芋焼酎です。

鹿児島県最古の歴史を誇る白金酒造

白金酒造(しらかねしゅぞう)は、川田和助により「川田醸造店」として明治2年に創業しました。約150年の歴を持つ鹿児島県最古の焼酎蔵です。

創業以来、昔ながらの伝統的な仕込み方法を杜氏が頑なに守り続けています。杜氏は経験と自身の五感を研ぎ澄まし、昔ながらの変わらぬ仕込み、変わらぬ情熱で造っているのが、白金酒造の焼酎です。

国の登録有形文化財に指定された「石蔵」

創業当時から残る石造りの蔵「石蔵」は、「加治木石」と呼ばれる石を組み上げて作られた焼酎蔵です。

外気の影響を受けにくく、一年中、温度・湿度の変化が少なく、焼酎造りには非常に適した環境です。

石蔵の中は、麹を造る「室屋」と仕込みを行う「甕」のある「仕込場」に分かれています。

昭和61年に創業杜氏に造られていた焼酎を再現すべく、前杜氏頭「黒瀬 東洋海」により製造を再開しました。以来、今日まで昔ながらの伝統ある造りを大切に守り続けています。

そして、石蔵は平成13年に焼酎蔵としては唯一となる国指定の登録有形文化財に指定されました。製造を続けている焼酎蔵としては、日本初のこととなりました。

九州でも珍しい木桶蒸留器を使用した焼酎造り

現代はステンレス製の蒸留器を使って行いますが、白金酒造では昔ながらの「木桶蒸留器」も行っています。

ステンレス製の蒸留器には出せない、独特のやわらかい味わいが楽しめる「木桶蒸留」。

しかし、耐用年数が4年~5年しかないことや、桶職人さん激減してしまった事により、現在では維持することがとても大変になってきています。

それでも「木桶蒸留」にこだわるのは、初代 川田和助が造った幻の銘酒を創業当時のままの手造りで、再現したい想いからです。

黒瀬杜氏による伝統的な焼酎造り

『黒瀬杜氏』とは、南さつま市笠沙にある「黒瀬集落」を所縁とする杜氏集団のこと。

黒瀬杜氏は焼酎造りの技術集団として明治時代から、鹿児島のみならず九州各地で活躍してきました。

当時、焼酎造りの技術は門外不出とされており、また各地で焼酎を造った杜氏・蔵子達は製造が終わり里帰りした際に、技術について情報交換し、その積上げで黒瀬杜氏の地位を確固たるものに築きあげました。

焼酎造りは体で体得するもので、長年の経験と勘がものをいう、まさに「技」の世界です。ピーク時には300名からいた杜氏も現在では30人ほどになってしまいました。

白金酒造の杜氏は、先代の「黒瀬 東洋海」、そして現在の杜氏頭である「東中川 太」まで、昔ながらの仕込方法で伝統的な焼酎造りを今に伝えています。

(中央)杜氏頭「東中川 太」。
杜氏頭の「東中川 太」は、先代の杜氏頭「黒瀬 東洋海」に20年師事し伝統の技術を受け継いできました。

2012年から杜氏頭として、白金酒造の酒造りを支えている。

西郷隆盛も西南戦争の際に飲んでいた!?

良質なさつま芋で造った「和助どん」の焼酎は「和助焼酎」の愛称で親しまれ、一世を風靡しました。

かの西郷隆盛翁も蔵を訪れ、西南戦争の際には、蔵の焼酎をすべて買い上げた逸話も残っています。

杜氏の焼酎は現在よりも、アルコール度数が高く、飲用としてはもちろんですが、傷口の消毒用にも用いられたといわれています。

まとめ

明治2年の創業以来、頑なに守り続けられている伝統製法はもちろんのこと、新たな味わいへ挑戦する探究心も旺盛な蔵元の白金酒造。

「石蔵」での伝統製法以外にも、平成15年から始まった焼酎ブームに後押しされるように製造が増産体制に入り、平成16年に姶良市平松に平松工場を稼働させました。

「白金乃露 華プラス」は、平松工場で造られた新感覚の芋焼酎で、華やかでアップルマンゴーを想わせる香りとフルーティでふくよかな甘みが特徴の芋焼酎。

新感覚の華やかさを持つ芋焼酎です。

スタンダードなお湯割りや水割り、ロックの飲み方に加え、華やかな香りが柑橘系と相性が抜群。
柑橘系を加えた華プラスハイボールやロックに柑橘系を加えて楽しんでいただくのもお勧めです。

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