イギリスのウイスキー専門誌「ウイスキー・マガジン」社主催のコンテストでスコットランド蒸留所のなかで年間1社のみに与えられる賞、2016年度「ディスティラー・オブ・ザ・イヤー」を受賞したトマーティン蒸留所。つまりは2016年度において、スコットランドの蒸留所で一番優れた蒸留所と認められたということだ。
伝統ある蒸留所ながら、ここ最近、ウイスキーファンをうならせる名シングルモルトを生み出している。
そんな近年、注目度が高まっているトマーティン蒸留所から今回は、トマーティン社の定番銘柄「トマーティン12年」を紹介していきます。
トマーティン蒸留所
創業は1897年。イギリス・ロンドンの北西約900km、スコットランドのハイランド地方の主要都市・インバネスからさらに南に約25km行ったところにある、人口およそ500人の小さな村・トマーティン村に蒸留所があります。
村の名前でもあるトマーティンとはスコットランドの古語のゲール語で、「杜松(ネズ)の木の茂る丘」という意味で、その名の通り周囲は大自然に囲まれています。
トマーティンの仕込水
トマーティン蒸留所は標高315mの高さに建てられており、世界一標高の高い蒸留所の一つとされています。ウイスキーの仕込み水は、モナリアス山系から湧き出す「オルタ・ナ・フリス(自由の小川)」と呼ばれるこの小川の清らかな水は、まさに自然からの贈りもの。花崗岩の間をゆっくりと時間をかけて通って湧き出たこの水は、ミネラルが多すぎず、程よい軟水になっているため、出来上がるウイスキーも柔らかで繊細な味わいに仕上がります。この水なくして、フレッシュでフルーティな香りは生まれません。
トマーティンの造り手
トマーティン蒸留所内の住居に住み、何世代にも渡って働き続ける多くの職人たちの情熱が、1897年の創業当時からトマーティンのウイスキーをより美味しくさせているのです。
近年のトマーティンの躍進は、マスターディスティラー(蒸留所責任者)を務めるのはグレアム・ユンソン氏から巻き起こったといわれる。グレアムはスキャパ、グレンドロナック、グレンモーレンジィ、グレングラッサと様々な蒸溜所で働くことにより経験を高めた。その後トマーティン蒸留所の蒸留責任者として、同蒸留所の名声を高めていくこととなる。
トマーティン12年 味わいと口コミ評判は!?
バーボン樽、リフィルのホグスヘッド、シェリー樽で熟成した原酒を巧みにヴァッティングし約8ヶ月間シェリー樽で仕上げの熟成。程よいピートの香りがまろやかで端正な口あたりを引き出し、飲むものを飽きさせません。このドライでパワフル、若干の薫香と麦芽の甘さが感じられる琥珀色には、モルト・ウイスキー造りの伝統と情熱が凝縮しています。
ハイランド産モルト・ウイスキーの特長であるマイルドかつ複雑、そして贅沢な味わいをお楽しみください。
実際に飲まれた方達の口コミ評判をご紹介します。
飲みやすいお酒です
・トマーティンレガシーを飲んでみて、コストパフォーマンスに優れていたので、もう1ランク上を求めて購入。飲みやすいのでリピートしました。
・麦とピートのバランスがよく大変のみやすかったです。
贈答用に購入しました
・お酒好きの先生にあげたら、喜んでいただけました。
・父の誕生日に購入しましたが、大変飲みやすくておいしかったと非常に喜んでくれました!
満足しました
・お値段も、リーズナブルで味があるウィスキーを探していました。 これならOKですね。
シェリーの甘さとピートのバランスがよい
・スペイサイドよりのスッキリ&滑らかなニュアンスを感じさせながらピートもあります。優しい飲み口で飲み飽きしないです。
ハイボールで飲んでいます
・全体的に癖が少なく、甘みが強い味なので自分好みです。ハイボールでいつも楽しんでいます。
トマーティン12年のまとめ
12年以上熟成されたモルト原酒から造られるプレミアム・シングルモルトウイスキー。
伝統におもねることなく、革新的かつハイランドのソフトな一面を追求したシングルモルトウイスキーを数多く世に出している。トマーティンは、シングルモルトファンなら飲み逃すことは出来ない、注目ブランドといえるだろう。