2005年にアイラ島に誕生したファームストンディスティラリー(農業蒸留所)、キルホーマン蒸留所の定番アイテムです。
マキヤーベイとはキルホーマン蒸留所から半マイルの距離に位置するアイラ島で最も美しいといわれるビーチで、観光客やアイラ島民がこぞって訪れる有名なスポットです。
今回は、そんなアイラ島の中でも美しいビーチにに由来する名前を冠したキルホーマン マキヤーベイの味わい、口コミなどを紹介していきます。
キルホーマン蒸留所
キルホーマン蒸留所は2005年に誕生したファームディスティラリー。アイラ島に誕生した蒸留所としては124年ぶり。
アイラ島で最も西に位置する蒸留所となり、他の蒸留所と大きく異なる点としては、海に面して建てられていないことと、マイクロ・ディスティラリー(小規模蒸留所)ということ。キルホーマン蒸留所は海岸線から1kmほど内陸にあり、蒸留所からは海を臨むことはできない。
19世紀のアイラ島では一般的だったファームディスティラリー(農業蒸留所)で、モルトの一部を自社畑で栽培。使用するピートもアイラ島産でフェノール値は50ppmと非常にピーティです。年間生産量はわずか20万Lほどで、2009年に最初のシングルモルトがリリースされました。
キルホーマンの使用する麦芽
キルホーマン蒸留所の使用する麦芽は、自社畑で栽培された大麦とポートエレンから購入した大麦で、全ての大麦を地元アイラ島で調達するこだわり。
さらに手間が掛かり非常に効率が悪い作業といわれる伝統的なフロアモルティングを自社栽培の大麦に対しては行っており、水に浸した大麦を発芽室の床に広げて、大麦を空気によく触れさせるためにモルトマンが定期的に木製シャベルですき返し、大麦を扇型に散らし、ほどよく発芽を促します。
フロアモルティングによってほどよく発芽した大麦は、キルン(麦芽乾燥塔)にある乾燥室に運ばれ、海風の影響を受けたピートを炊き、ピートの熱煙で麦芽の成長を止めます。この時に、固有の燻香、スモーキーフレーバー(ピート香)が麦芽に浸み込みます。
キルホーマンの貯蔵庫
キルホーマン蒸留所では、熟成樽の約8割にバッファロートレースのフレッシュバーボンカスクを使用、ピートの味わいの特徴がよく現れるのが使用している理由。
その他にも、オロロソシェリーのスパニッシュ樽なども使用しており、ポート、ソーテルヌ、マディラ等のカスクのにも原酒を少量貯蔵している。
キルホーマン マキヤーベイ 味わいと口コミ評判は!?
キルホーマン蒸留所の定番商品。名前はアイラ島で最も美しいといわれるピーチ「マキヤーベイ」に由来。
フェノール値50ppmのヘビーピートの大麦麦芽を使って、3~5年熟成した原酒をバランスよくヴァッティング。
ヨードの乗ったアイラらしい力強いピートスモークに、やわらかく芳しい多種な果実のアロマが鼻腔をくすぐります。 味はフレッシュなシトラスフルーツ、バニラの甘さ、そして骨太ながらも洗練されたピートスモークが三位一体となり、舌の上をなでるように流れ落ちていきます。フレッシュで小気味良いピーティな余韻が全体をまとめ上げます。
色:ペールストロー
香り:強いピートスモーク、ミックスフルーツ、バニラ、香ばしい麦
味:バニラ、トロピカルフルーツ、ピートスモークを伴うフレッシュで長い余韻
実際に飲まれた方達の口コミ評判をご紹介します。
熟成が短く、荒いという記事を見ましたが
・なかなかどうして、スゴク美味しく、カリラ系好きの自分にとってはマイナス要因である塩気がなくすっきりとした味わいでした。またリピートします。
贈答用に購入しました
・良い意味でクセのある味わい、今回は贈答用なので先方の感想ですが、私もこのお酒は好きです。
キルホーマンのカスクが良かったので
・今回はマキヤーベイが美味しいと聞いたので購入しました。期待を裏切らない美味しさで満足でした。
いや〜、すごいウイスキーでした
・とくにスモークミートの強烈な香りに圧倒されます。しかし、飲んでいるうちに鼻をつくその匂いがふっと消えてくるのです。やがて、じぶんの体そのものが燻製の匂いを発しているのに気づくのです。いけない、そろそろ終わる、もう一本注文しなきゃ。
色よりずっとアイラらしいです
・ラフロイグ、アードベック、カリラなどが好きならぜひ一度飲んでみるべきでしょう。
しっかりずっしりしてしかも甘く、この値段なのが信じられません。
キルホーマン マキヤーベイまとめ
2005年にアイラ島に誕生したファームディスティラリー、キルホーマン蒸溜所の定番商品です。
ウイスキーの味、価値は熟成年数だけで決まるわけではありません。赤ちゃんを育てるように丁寧に目をかけてつくられたマイクロ・ディティラリーならではのクラフトウイスキーの真髄をキルホーマンで味わってください。